相談室(ブログ)

不登校の処方1 私たちはどう生きればよいのか 本当の自分を生きる力を身につける

2024.03.02

不登校生徒はつぶやく

わたしたちは、この不安に満ちた 混沌(こんとん)とした世の中を
どのように生きればよいのか
学校の勉強は生きる力になるのか
何をに身つければよいのか 
何を頼りにすればよいのか
生き抜く力 生きるための知恵
自分を知りたい
本当の自分とは何なのか…
知りたい… 

 第一章 本当の自分を生きるために
 多くの人は、人の目に生き、人の評価に振り回され、親や先生、周囲の大人や社会で作られた自分を生きています。人は、環境に作られ、環境に合わせ、いつしか環境に依存し、本来の自分を生きることが難しくなります。
 
 私たちは、本当の自分を生きることが難しいため、深い人生を生きることが出来ず、充実を感じることも少なくなります。その心の虚しさを埋めるように、私たちは、五感覚器官(目・耳・鼻・舌・身)で感じる世界が与えてくれる束の間の安らぎに身をゆだね、本来の自分から遠ざかりながら生きるようになっていきます。
 
 その結果、私たちは、いしつか苦しみの多い人生を生きることになっています。本当の自分の心の叫びが苦しみというメッセージとなり、身心の病という結果を受けることも少なくありません。
 
 自分らしく、本当の自分を生きるにはどうすればよいのでしょうか。
本来の自分を知ることです。この地球で自分は唯一無二の存在で、誰にも替われない個性を持った存在であることを知ることです。それが本当の自己肯定意識なのです。
  
 この地球のどこを探しても、自分という個性をもった存在はいません。自分の顔を持った存在は、地球のどこを探して自分しかいないのです。同じように、自分の身体、自分の性格、自分の能力も、自分だけのものであり、どこにもないのです。
 自分という個性は他に存在しません。ですから他人の個性と比べることはできません。この地球上で自分は誰にも劣っていません。他との比較を超えた独自の存在なのです。
 
「見るもよし 見ざるもよし されど我は咲くり」と作家の武者小路実篤は詠いました。

 自分は自分でいいのです。誰が見ていなくても、自分らしく自分を生きればよいのです。本来の自分を知れば、人の目、人の評価も怖くなくなります。のびのびと、堂々と自分を生きることが出来るようになります。このように本来の自分を信じて生きることが自己肯定力なのです。 
 まずそのことを学び、そのことを身につけることが一番大事になります。

 

見えない心を大事にする人より