相談室(ブログ)

マインドフルネス蘇生法の音律(周波数)について教えていただけますか?30代後半女性

2024.09.15

難しい質問です。なぜなら、この地球上、そして宇宙には生物、無生物、物質、塵などあらゆる存在、見ないが存在しているものなどが発する様々な波、光、闇波、電磁波、声、声なき声などが飛び交い無数の周波数に満ちているからです。

最新の量子力学などで、素粒子の世界や動きから周波数の一部は解析できている部分もありますが、ごく一部であり、ほとんどが闇の中です。あらゆる生物、物体、人間や動物も固有の周波数を出しているからです。しかもそれが固定的なものではなく、絶えず変化し、相関性の原理で生起しているのが真相だから分析できないのです。

つまり宇宙の物体は周波数によってかたちができ、その周波数も刻々と変化し、相関性(縁起)で成り立っています。

あなたは、今あなた独自の周波数を出して生きています。しかも刻々と変化する周波数なのです。その周波数の持ち主は、この宇宙であなたしかいません。持ち主のあなた自身、各細胞が発する周波数の総合波を瞬間にあなたの意識が感知しているに過ぎません。細胞は40数兆個あります。人間も動物も植物も地球も太陽も、みんな独自の周波数を出しています。

波動を高めるとか運気をあげるとか、周波数を合わせるとかいっても、宇宙、生命の真実相がわからないと、どこに周波数を合わせるかさえわかりません。指標なき盲目の方向性では危険です。苦海行きの周波数や人をだまし(グルーミングなどの優しい言動など)苦しみを誘う周波数も、この世界には満ちています。そこに合わせてしまうと、不幸な人生をさまようことになります。

見えない世界をあつかう、宗教やスピリチュアル系のものや思想の怖さはそこにあります。今、問題になっているお金集め的な宗教がそのよい例です。そもそもお金や営利や儲けの心がある人や団体には気を付けなくてはいけません。正しい思想の人は、お金や名声名誉を求めず真実の探求を第一に誠実に生きています。ブッタなどの聖人のように…。

周波数の解明は宇宙すべての生命現象の解明なくしては分からない難問なのです。生命の真実相を求めてこの地球では有史以来あらゆる聖人、賢人、物理学者、数学者、医学者、哲学者、思想家、宗教者が格闘してきました。そして到達した世界を書物や説法などで残してきました。その数は膨大であり、一生かけても探究できません。

最も生命の真実に迫った人たちは3000年前ぐらいのインドに端を発しているようです。自分のすべてをかけて生命の真実に迫ろうとしていました。世俗の欲を絶って生命の真実と格闘しました。その代表が釈迦(釈尊・ブッタとも言われている)です。

世俗の欲は、どうしても生命の濁りをもたらします。その濁りを浄化しないと、本来的清浄の自己に合致できないからです。世俗の欲とは人間が生きるための必須の欲望です。五感覚がもたらす快不快、好き嫌いを基本にした生きるため生命に本来的に具わっている本能であれ智慧です。

生命の欲がもたらす必然的な濁りを浄化するのが釈迦をはじめとした修行者の課題でした。具体的には生きものを殺さない、肉食しない、妻帯しない、他者を傷つけることをしない、悪口を言わない、ウソをつかないなどの行為を守ることで生命の濁りを断とうとしたのです。現代人にはとても不可能な実践です。

ブッタとは、生命の覚者、宇宙の真実相の覚者と言われています。知的理解では到達できないのです。知識は生命の一部しか理解できません。ブッタの悟りは直観智であり、生命全体で識ることでした。それは心身全体をかけた実践・修行のなかでしか覚知できないとされています。

最高の周波数に合わせて生きるためには、覚者に学び、覚者の法を師標として修行実践するしかありません。マインドフルネス蘇生法の周波数は、その師標に基づいた実践体得でしか説明できないものです。言葉では表現できない不可思議な音律がもたらす周波数なのです。