今日のニュースで報じられた韓国ソウルのイテウォンの転倒大惨事。楽しいお祭り気分で賑わっていたはずなのに…。この不慮の事故で多くの若者が亡くなったという事実。数時間前には誰も考えられなかった出来事でした。亡くなられた方々は10代、20代、今後の夢のある人生が待っていたと思うと胸が痛みます。心よりご冥福をお祈り致します。
朝、元気で笑顔を見せていた人が、夜には帰らぬ人となる。いつ、だれがそのようになるのかは予測がつきません。明日は、このようなことを書いている私自身の身の上かもしれないのです。生きていることと死ぬこと…生と死は表裏の関係にあるというのが厳しいですが、現実のようです。
生ある人間にとって、もっとも大事なことは、最も確実である死ぬということを真剣に考えることではないでしょうか。死ぬ存在としての自分を覚悟して生きる。その覚悟に、本当の深い生き方があるような気がします。大事なものは、お金なのか、地位なのか、有名になるのことなのか、健康に生きることなのか…。それとも何人の人の命を育んだのか、何人の人に対して思いやりをもち優しくできたのか、愛情を注げたのか、役に立つ生き方ができたのかなど…。 死ぬ存在の自分を考えることによって、生きる本当の意味を考え、深い人生を生きれるような気がします。