相談室(ブログ)

人間は思い描いた通りの人生を生きる…幸福は傑作作品、不幸は駄作の芸術

2023.12.23

 幸不幸は自分の生き方の結果であり、自らの人生の作品のようなものです。

 私たち生命は、どのようにして誕生したのでしょうか。この地球上の動物、昆虫、植物はどのようにして誕生したのでしょか。また、この地球、月、太陽、星々はどのようにして生まれたのでしょうか。わかっていることは、すべての存在は、やがて死滅してゆくということです。生まれては死んでいく、それが生命の因果律です。生と死という二つの変化相を演じるのが生命の真実の姿です。では、その生と死を貫くものは何なのでしょうか。
 
 たとえば水を例に考えてみましょう。水の分子式はH2Oです。水は100度で、水蒸気になり、氷点下で氷となり、常温では水の姿をとります。この変化相を人間にあてはめて考えると、生きている状態が水であり、死んだ直後の体の状態か氷であり、肉体が焼却された状態が死であり、水蒸気にたとえることができるでしょう。分子式H2Oは変わらず、一貫しています。ただ見える形や状態が変化しただけです。
 
 私たちの生命は死という変化相、生という変化相の二つをもちますが、生命そのものの我は一貫しているということです。その我は連続しているし、他の我になることはありません。
 それは、無始無終と言われています。始めもなければ終わりもないというのです。つまり今の瞬間は永遠であり、生命は今しかないということです。無限という概念は、人間の知性ではとらえられない言語同断の世界なのです。

 生命は、だれかに作られたものでもなく、もともと存在していたというのです。つまりあらゆる生命は、自らが作者であり、作品なのです。自分が願って人間に生れ、存在する場で劇を演じるように、作品を創っているというのです。
だれの責任でもありません。自分が願った人生を自分が生きているのです。これがわかれば、人は変っていけます。よりよい生き方ができ、名優のごとき人生を演じきっていけるようになるでしょう。
 
 ある面から考察すれば、生命はリズムであり、振動している存在といえます。リズムの破調は病気であり、動きが止まると生命は活動力が弱り、やがて死を迎えます。人も生物も自然の本然のリズムの調べに則り、動くことが健全なあるべき姿なのです。
 
私たちの我は根源で、生命を創り出し、守り、育む、慈悲の働きをもつ宇宙我というべきものに支えられているのです。その宇宙を呼吸し、リズムを合わせていくところに喜びが湧き、生命は輝きをまし安定していくのです。    
   
 地球がリズム正しく動いているおかげで、地上の人間、動物、植物、全ての生物は生命活動を保つことができてます。地球は生きています。一つの偉大なる生命体であり、不思議な力を持った存在でもあります。地球は誰かが創ったものではなく、地球自らが自分を創ったのであり、その活動や姿は、彼の作品であり個性の表現といえます。
 
同じように、あらゆる生命、生物、人も自らが作者であり、自らの作品であり個性なのです。個々の生物や動物や人も不可思議な存在であり、人間の知では測れない因果の法が宇宙や自然や生物や人を貫いています。

これが自業自得の本来の意味です。自業、つまり自らの種子をもった因の願った意志の行為は、自らが果を受けるという因果律が生命の厳然たる法なのです。

この哲学こそ、歴史上の聖哲の一致した真実知であり悟りなのです。人生は自らの意識で、いくらでも自分を変えていくことができるのです。あなたがあなたの人生の作者であり、その結果があなたという作品になるからです。 それがあなたの人生なのです。        

 ヒマラヤの旅人