相談室(ブログ)

視覚・スマホ情報の刺激に生きる人たちは、大事なものを失っていく…

2024.07.15

生きる、それは五感覚の働きに支えられています。中でも危険から身を守り、生を保つ行動に一番重きをなしているのが、視覚です。

私たちは記憶化された視覚情報をもとに思考することもなく生きています。スマホ、パソコン、テレビに溢れる視覚情報を頼りに、思考という検閲もせず、盲信し生きています。便利であり、効率もよいからです。

テレビのコマーシャルはそうした人間の盲点を突き、物を売ろうとしています。多くのテレビ番組やユーチューブは視聴率や再生回数に血道をあげます。刺激的で、記憶に残るように操作し、見る人の視覚に焼き付けようとします。真実は二の次です。発信した視覚情報によって、人が不幸になろうと、悪に走ろうと関係ないのです。視聴されることが大事であり、視覚に強い刺激を与え、視聴率をあげる、再生回数の多さが一番なのです。発信者の利益、つまり金儲けになるからです。

刺激的視覚情報は記憶に深く入り、次の意識行動を左右します。思考は停止し、過去の記憶化された視覚情報で無意識的判断をし行動するようになります。一種の洗脳状態です。

こうして無知な人は増産され、思考停止する人は増え、マスコミという得体の知れない権力の奴隷になっていきます。一種のプロガバンダのようなものです。日本人の大半は、スマホ依存、ユーチューブ依存、テレビ依存、視覚情報依存となり思考停止状態になり洗脳されつつあります。その先に待っているのは、不幸な人生行路です。

人は悩み、思考し、より価値のある生き方をすることによって充実した深い人生を生きるようになるからです。多くの偉人が教えてくれているように、幸福は与えられるものではなく、自分で創り出すものなのです。