相談室(ブログ)

ひきこもりの息子にカウンセリングを受けさせたいのですが、どのように話せばいいかわかりません。

2019.04.29

メール相談後、母親が来所。息子さんの様子を聞取り後、息子さんの来所の方法について助言する。

まず、今日の話をありのまま伝えてみてください。真心は必ず伝わります。当室のホームページをみてもらうとよいと思います。支援者がどんな人物か、わかってもらえると思います。また、「失敗はいいものだよ」(室長の著作を贈呈)を、まず母親が読まれ、それを読んでもらうと、よりいっそう支援者の人となりがわかるでしょう。

ご両親がどっしりと構えられ、息子さんの善性(よくなっていこうという心)を信じ抜き、粘り強くかかわっていくことが大事だと思います。腫物にさわるような関わりは、かえって事態を悪化させかねません。

息子さんを一個の人間として尊重し、対等にかかわることです。誠実な対話をこころがけてください。対話はお互い一個の人格として尊重する姿勢から生まれます。説得ではなく、相互尊重の対話であり、本人の納得を得ることが大事です。一度アプローチしてだめでも、あきらめたり、臆したりせず、何度でもアプローチすることです。人の心は変わります。まして不安定な中にいる息子さんの心は折に触れ、ころころ変わっていくでしょう。こちらが変らず、息子さんの善性を信じ抜いてかかわっていけば、必ずよい方向に向かいます。

息子さんの暴言や暴力行為の裏にある心理についての見解です。
自分の苦しいという気持ちのやむにやまれぬ表現であり、
そのような行動でしか自分の気持ちを表出できない状態にあると思われます。自分の苦しさを受け入れることができない状態です。
今、息子さんは、自己に対しての信頼を失っているようです。

息子さんにとって、今は安心でき、信頼できる居場所が必要です。母親が安全基地(絶対的信頼の存在)の役割を果たすことが求められます。一個の人間存在に対する無条件の肯定であり、無条件の愛情です。人は条件付けをしがちであり、評価しがちですから…。
この無条件の肯定の姿勢は、父親にも必要なものです。息子さんに対する「改善への可能性」を信じて粘り強く関わり続けることが大事です。どうか、ご夫婦で息子さん理解を共有され、対応されるようお願いします。息子さんは、必ず改善し、本来の自分に戻る日が来ます。

一週間後、本人自ら予約し来所する。