臨床心理シランの室の最近の主な相談内容を紹介します。
〇面接相談事例
・適応障害と診断され休職。クリニックで薬治療を受けているが、薬に頼らずカウンセリングで治したい。(30代男性)
→心理検査でアセスメント。認知行動療法を中心としたカウンセリングを実施。心理教育、ストレスコーピング、自律訓練法、自己観察 の方法などを取り入れた面接の結果、3回で終結。復職する。
・部活の顧問の指導についていけず不登校。部活を続けるべきかどうか悩んでいる。(中学生女子)
→女性カウンセラーが2回面接。問題解決し登校を始める。
・心気傾向で重たい病気になっているのではと不安で仕事もできない状態。クリニックで不安障害と診断され薬治療を勧められたが、服薬していない。薬を使わず治したい。(20代男性)
→心理検査でアセスメント。認知行動療法・森田療法的カウンセリングを実施。心理教育、エクスポジャー法を取り入れた面接の結果、3回で終結。仕事を始めるようになる。
・仕事、将来の進むべき道、自分が分からなくなっている、弱い自分を変えたい。(40代女性)
→女性カウンセラーが面接。一回の面接で問題解決。
・アスペルガーと診断され、障害枠で就職したが、取引先で人間関係の問題を起こし離職。今後どうすればよいのか(40代男性)
→継続相談中
・中学生の息子が半年前から連続欠席。原因がわからず、どう対応すればよいか悩んでいる。先行きも不安。(40代母親)
→継続相談中
・発達障害傾向と学校の先生から言われている中学生の息子。先生とよく衝突することもあり、学校に行きたくないという。勉強もついていけない。どうすればよいのか。(40代母親)
→心理検査でADHD傾向とアセスメント。環境調整、学習指導を中心に面接。両親面接実施、発達障害理解、特性の理解、心理教育を実施。約1年で課題解決。
・高校に入学後、最初のころだけ登校。5月ごろから昼夜逆転の生活になり深夜ゲームに熱中。ゲーム依存の状態。どう対応したらよいかわからない。(40代母親)
→抑うつ傾向の母親の面接を5回。子どもの面接を4回。心理検査でアセスメント。病院につなぐ。
・30代の娘が15年近く引きこもっている。リストカット、自傷行為がある。どう対応すればよいかわからない。(60代女性)
→母親面接と並行して子どもの面接。拒食傾向、強度の便秘に対して食事療法。10回の面接後、就労移行施設につなぐ。
・大学卒業後、一年間勤務。解雇になる。その後、10社以上面接を受けるもすべて不採用。不採用の原因が分からない。(20代男性)
→知能検査(WAIS)・アスペルガー検査。併せて病院で診断。SST、アサーショントレーニングなどを実施。就労移行施設を経て就職。
・過食、嘔吐、不安、動悸で仕事を辞める。クリニックで薬治療を受けているが、カウンセリングで治したい。(20代女性)
→認知行動療法を実施。5回の面接後、故郷の実家に帰る。
・30代の息子が8年前から引きこもっている、社会に出てほしいのだが、どうすればよいかわからない。(60代母親)
→アサーショントレーニング、自己表現力訓練。10回の面接後、若者サポートステイションを経て8年ぶりに就職。
・中学時代にいじめをうけ、それ以来、人が怖い。働きたいが人間不信があり、一歩踏み出せない。(10代男性)
→心理検査でアセスメント。認知行動療法面接実施。SST、アサーショントレーニング実施。10回の面接後、就職。
・中学生、不登校。登校した時は特別教室で過ごす。自閉症スペクトラムと診断されている。学校適応させたい。(30代母親)
→SST、遊戯療法、学習指導を実施。1年間の面接後、高校に進学。高校では学校に定着できている。
(無料メール相談事例)
・いじめ、虐待で解離性障害(二重人格)を発症。精神科通院。カウンセリングで治したい。(20代女性)
・アスペルガーの妻の束縛が強く、妻も自分も疲れ果ててしまっている。離婚すべきかどうか迷っている。(20代男性)
・職場の仲がよかった上司が突然冷たくなった。居ずらくなり退職。その後メールをするが返信なし。どうすればもとのような仲にもどれるのか。(20代女性)