相談室(ブログ)

勉強のやる気がなくなり、学校にいきたくない(高校2年生)

2019.12.19

(質問)
高二女子です。
やる気がなくて授業が聞けません。
ほとんどの授業は寝てるか携帯か喋ってるかです…寝てる割合がほぼです。たまに喋ったり携帯いじったりします。
教えてくれてる先生にも申し訳ないですし成績上げるためにも授業聞きたいです。けど、いざ授業を受けるとなると聞くの面倒だとかもういいやという気持ちになってしまいます…。ほとんどの授業は聞けば分かります。化学だけ分からないですが…それ以外の教科は分からないからという理由からではないと思います…。
授業も聞かなくて自習もしないので成績がどんどん落ちていきます…。
何とかしたいと思うのですが、やろうと思ってもやる気が出なくて、そんな自分が嫌です。
せめて授業だけは真面目に受けたいです…今年に入ってから、中一から高一までは1度もなかった遅刻を20回くらいしているのにも危機感を感じています。
遅刻理由は学校に行くのが嫌だと感じてしまうので少々ゆっくりに行動するせいだと思います…わざと遅れることもあります…人間関係はこれまでにないくらい良好で恵まれてると感じます。ただ、授業が億劫になってしまいます…。
どうすれば授業に対してやる気を出せますか…?聞けばいいという話なのですが分かっていてもできません…。

(回答)
臨床心理シランの室です。
高校2年生、悩み多き時期ですね…。
あなたの悩み…勉強意欲がない、学校がおもしろくない、学校へ行くのが苦痛。自分がわからない。出口の見えない迷いのトンネルの中に入っているような感じですね…。

今のあなたは狭い視野と気分(主観・自己中心)にとらわれ、行動が矮小化されているようです。人間は目標をもち行動することで、自らの力を初めて知ることができるからです。行動しないと何も生まれません。今、掲示板に悩みを投稿したことも一つの行動です。うまくいけば回答の中から何かが生まれる可能性があるように…。

授業への怠け行動を続けることで生じる目に見えない精神的な損失(学問で学ぶ多くのことが学べないなど)は、あなたの将来の人生で穴埋めするしかありません。それはかなりの忍耐と努力が求められます。「自分で蒔いた種は自分で刈らなければならない」…人生の道理だからです。

朝、決まった時間に起きるのは大変なことです。苦痛であり、ゆっくり寝たいという気分に打ち勝って起床します。準備をして登校する、面倒くさいものです。一日8時間以上学校に拘束される、大変なことです。何らかのきっかけ(長期休みでリズムを崩すなど)で、その習慣が崩れたりして、一旦嫌になれば耐えられなくなるでしょう。

私の昔の失敗体験です。
高1は成績も優秀でした。ところが高2になると、なぜか学校がつまらなくなり、電車通学が苦痛になり、午前中は寝てしまい、遅刻・欠席が続きました。どうしていいかわからなくなり、自暴自棄的になり、遊びでごまかし、結果的に2年生の欠席は70日。高校中退に追い込まれました。

仲のいい友達もいたし、成績も悪くなかったし、授業の内容も理解できていました。いじめもなく、そんなに嫌な先生もいなかった…、それなのに学校に行くのが嫌でした。自分で自分がわからず、どんどん無気力で怠惰になっていき下降していきました。

なぜ学校から足が遠のいたのか…自分の行きたい学校ではなかったということと。勉強に対して目標もなくなり、受動的になっていました。だから、授業は興味も関心もなく、本当につまらなく感じ、苦痛でした。結果、いつしか、授業から心が離れ、楽しい遊びの世界に埋没していったのです。完全に目標を喪失していました。また怠けが許される家庭環境であったこと(父子家庭で子どもを放任していた)などが原因だということが、10年後ぐらいの自己分析の結果わかりました。

高校中退後、家から追い出され、「新聞配達少年」となり身寄りのない東京へ一人で行き、一からの出直しを図りました。定時制高校に学び(自発的選択)、善き人と出会った後、明確な目標を設定し、働きながら目標達成のため3年間猛勉強をし(能動的行動)、広島大学に入り、中学校の教師になりました。
何よりも、勉強する意味や、何のために勉強するのという目的の大切さ知りました。(自伝的ノンフィックション小説「失敗もいいものだよ」に描いています)

「生き詰まったら原点に返れ」と言われます。高校入学の目標は何だったのでしょうか。とにかく目標を明確にし、今の「受け身的態度」を「自発能動的態度」に変えることです。
その根本は、「何のために学ぶのか」「学んだことをどう生かすのか…自らの可能性を開き、そして同時に人々の幸福のために貢献する」という純粋な心を根本にすべきだと思います。

自分をしっかり見つめるときです。友だちや人生の先輩との対話も貴重な鏡の役割をしてくれます。一人で悩まないことです。
自分探しの旅を始めてください。