相談室(ブログ)

かまってちゃんをして、悩んでいます(20代女性)

2019.09.11

質問
昔から、自分と近しい男性に対して、例えば彼氏となる相手にラインをする際、なかなか返事が返ってこないとしつこく話題を変えたり何だりして送ります。

初めは相手の男性も「可愛いな」レベルで構って下さるのですが、それが段々とエスカレートしていって、相手が一通送ってきてくれるのに対して、私は10通も送ってしまい、しまいには段々と相手のことを傷つけるような言動や、どのくらい私が言ったら相手はどんな反応をするのかという、試し行動をしてしまいます。
そして、それに対してしつこいと怒られたりすること、逆に嬉しく、

わあ、怒ってくれたと謎の安心感に包まれ、もっとその人のことをいい人だと思えるようになっていきます。
けど、心はもちろん虚しくて寂しくて良い気持ちではないです。

でもそういう行動が辞めないとと分かっていても辞められなくてとても困っています。
今まで付き合ってきて、それが嫌で、重くて付き合ってた男性から振られたことがありました。

逆にそのかまってちゃんなところを 受け入れてくれた 男性もいたことがありましたが、何度も傷つけてきてしまいました。
今現在、近しくなっている男性に、昨夜とてもしつこいと叱りのラインをもらい本当にどうにかしないと…と悩んでいるところです。

回答
臨床心理シランの室です。
きつい言い方になるかもしれませんが、未来のあるあなたですから、敢えて感じたこと述べさせてもらいます。

あなたは、対等で信頼しあった人間関係を築くことに困難さを感じていませんか?
愛することや信じることの偏り…愛し下手という問題、むさぼる愛、押し付ける愛、試す愛…愛の歪みやバランスの悪さが自分や相手を安定した幸せから遠ざけているように見えます。

自己愛の問題があるのではないでしょうか…。自己愛とは、自分を大切にする能力であり、生きていく上での最も基本的な能力です。この能力がきちんと育っているから、人は嫌なことがあっても絶望しないで生きていけます。しかし自己愛が育っていないと自分を大事にすることしができません。

ある面のあなたの行動は、子どもっぽく映ります。それは、子ども時代の課題を乗り越えていないからと思われます。成し遂げるべき課題を達成して初めて次の段階に進めるものです。

現実や想像の中で、見捨てられることを避けようとするなりふり構わない努力、不安定で激しい対人関係や自己へのこだわり、衝動性そして慢性的空虚感があるのではないでしょうか…。

ハンディを負いながら生きていくためには、他者の力をかりることが生存戦略のために必要だったと思います。他人に保護や応援を求めることで生きてきたのかもしれません。

過剰な愛情を求める心、寂しさに耐えられない心、なりふりかまわず、それを満たそうと男性に依存しているように見えます。そこにあなたの過去の心のキズやトラウマや愛着の問題や幼少期の母子関係の愛情の問題などがあるような気がします。その解決こそが、今のあなたには必要だと思います。

人と素晴らしい関係を築くことより、じっくり長くつながることを心がけるとよいと思います。
寂しいからといって、すぐに男性で紛らわせることをやめてみましょう。欲求不満があっても、すぐ解消することをやめるとよいと思います。孤独に耐える力が自分を強くします。自分を変えるのは自分しかありません。自分で自分を支えることです。
本当の幸せは、男性が与えてくれるものではなく、自分が築くものだからです。

どうしても自力で問題解決できない時は、専門家の心理カウンセリングを受けるとよいでしょう。