試験(面接)での緊張や不安を軽くするためのもっとも簡単な方法です。
入学試験や面接試験が近づいてくると、だれしも不安が強くなったり、緊張や興奮したりするのが人間の普通の感情です。そうした緊張を軽くし、目の前の試験や面接に集中するのには個人差があります。
ここでは、だれでも簡単にできる方法を紹介します。それは丹田呼吸をすることです。丹田とは、御臍の下の部分です。
御臍の下を意識し長く吐くことをこころがける深い呼吸法です。
人は「息(いき)を吸う(すう)」とき緊張します。逆に「息(いき)を吐(は)く」ときリラックス します。人は緊張するとき呼吸が
浅くなっています。例えば、怒りで興奮した時に「深呼吸する」と少し落ち着くのはこのためです。
以下に方法を簡単に説明します。
・椅子に座って、少し目を閉じ気味で行う。
・吐くことに注意して呼吸を始める(へその下から息を吐ききるようにこころがける)
・新鮮な空気が鼻から入って、それが全身に広がっていくことをイメージする。
・鼻から大きく腹部まで吸い込み、口からゆっくり長く吐く。(20秒~30秒と長く吐き出せるようにする。)
・一度に数回繰り返すとよい。
これは、座ってしないと効果がないというものではありません。極端に言うと、いつでもどこでも、歩きながらでもできる呼吸法です。なぜなら私たちは、いつも呼吸をしていめるからです。呼吸が止まると死ぬからです。ですから意識して少しでよい呼吸をすることです。それは酸素を一杯取り入れる呼吸なのです。
試験前夜など、緊張・興奮で寝付けないときも実行してみるとよいでしょう。
受験生のみなさん、ありのままの自分で試験に臨んでください。
自分は自分以上でも、自分以下でもないのですから…。