質問
昨日初めて小学校の茶話会に出席しました。
初めてで何をやるかんからないまま出席したのですが、1人ずつ自己紹介と「宿題について」1人ずつ発表でした。
ある程度内容は考えていたのですが極度のあがり症の私は順番が回ってきた瞬間頭が真っ白になり、話す内容が全て飛んでしまいました。
震えて顔がひきつって片言になってしまい途中自分で何言ってるかわからなくてなりました。
緊張のあまり言い終わった後何言ったか記憶がありません。
多分言めちゃくちゃで変な文章になったと思います。他のママは笑いまでとるくらい皆完璧でした。
他のママにこの人変な人と思わたんじゃないか、陰口いわれてるかもってずっと考えてしまいます。頭の中で昨日の失敗を何回も繰り返し考えて頭から離れなくて憂鬱です。
どうしたらこの気持ちは楽になりますか?
回答
はじめまして 臨床心理シランの室です。
「どうしたらこの気持ちは楽になりますか?」という質問ですが、今の気持ちは、時間がたつにつれ、薄れていきます。
自己嫌悪という感情もやがて薄れていき、一週間もすれば、半分以下になっているでしょう。一か月もすれば、「そんなこともあったんだ」ぐらいのできごとになっていると思われます。
それが人間の感情の法則ともいえるものです。どんな嫌な出来事も、その時の感情も時間が薄れさせてくれるものです。ですから、人間はやり直しができるし、失敗から立ち直ることもできるのです。
ただ、感情がすぐ薄れていく人と、なかなか消えない人はいます。くよくよするタイプの人、いつまでも引きずる人、囚われの強い人などは時間がかかるかもしれません。失敗したことを何度も何度も思い返し、かえって記憶を定着強化させてしまうからです。
不快感情は言葉では解決できません。そのまま受け入れるしかありません。自分の感情をイメージや言葉でやりくりせずに、目の前のやるべきことに集中して、今を生きることに集中していけば、やがてあなたの不快感情も忘れ去られ、消えていくでしょう。
あなたが気にするほど、参加者はあなたに注目していませんし、あなたの話も聞いていないかもしれません。それが普通の人間の本音です。茶話会が終わった後、何人の人があなたの話を記憶しているでしょうか…。
立場を変えて考えてみるとよいと思います。あなたは、茶話会の人の話をどれだけ覚えていますか?印象的な何人かは覚えているかもしれませんが、普通は一日もたてばほとんどの人が忘れているものです。
ある意味、「よく見られたい、悪く思われたくない」といったなたの思いが、あなたを苦しめているようなものです。自縄自縛であり、事実ではなく、あなたの観念が作り出しているものなのです。
人目が気になり、うまく話さないといけないと思えば思うほど緊張し、真っ白になってしまうものです。
不安や恐怖という感情を言葉でやり繰りせず、「あるがまま」にして、緊張したまま、ただただ目前の会話の内容だけに集中すればいつの間にか、自然な会話ができるようになります。不安や恐怖や緊張を言葉で追い払おうとすればするほど、煩悩の犬に追いかけられるように深みにはまってしまいます。
極度のあがり症の自分を受け入れ、あがり症はあがり症のまま、人前で話せばよいのです。いつも、今に集中し、人が話しているときは、人の話を集中して聞いていれば、順番待ちの中でも緊張も薄れるでしょう。
場をこなしていけば、少しずつ慣れていくと思います。また、あがり症を和らげるためには、周到な準備や練習も大事です。何よりも、人の評価を気にする自分から、自分自身の評価を高める生き方…つまり自分に生きる、自分による自分の評価を大事にする生き方を身につけることが求められます。
質問
長くなるのですが、ぜひ回答お願いします。
私の家は5人兄弟の7人家族です。その中で私は兄の下の2番目の位置にいます。それでその下に年子の妹と10歳ほど年の離れた弟2人がいるような兄弟です。その中でも母は兄のことが昔から大好きでした。私の家族はかなりお金がないのに兄のスポ少のお金を出したり、生まれた時からのアルバムもあったり、いまでも毎日のようにベタベタしていたり…それに比べて私の場合は習い事をしたくても却下されたり、アルバムなんてものもないし、何をするにしても文句や悪口を言ってきます。妹や弟は甘え方が上手なのか、もし怒られてもすぐに仲直り?しています。私は自分が末っ子だった時期も少なく誰かに甘えたり、頼ることなく過ごしてきたので、辛いことがあっても全部1人で抱え込んでしまいます。それもあって母は何か不満があったら全部私のせいにしてきて、私の存在自体を否定してきます。また、そのせいなのか私が好意を持っている男性が私のことを好いてくれてても信じることが出来ず、気持ち悪いとまで思ってしまいます。私は今、家から看護系の専門学校に通っているのですが、将来看護師となって働くようになって結婚したい、子供が欲しいと思っても母のようになってしまうのではないかと考えると本当に嫌です。
私はこれからどうすればいいですか?何か私にできることはありますか?
回答
臨床心理シランの室です。
人生の先輩として少しだけ、助言させてもらいます。
あなたにできることは、たくさんあります。希望をもってください。
今は、目標のため、がむしゃらに学び、自分を向上させ、一流の人物を目指し努力を重ねることです。
具体的には立派なの看護師になることを目指し、懸命に学び、人間を作っていき、善い人と交わり、一流の人間になっていくことです。
過去の偉人たちに学ぶのもよいと思います。身近にいる善い人をまねたり、学んだりするのもよいでしょう。そうすれば、
やがて親から自立できるでしょう。また、親の影響を乗り越えた一人前な人間になっていることと思います。
「カエルの子はカエル」ということわざがあります。一般的には、子どもにとって親は陰に陽に最大の影響を与える存在です。その影響のせいで、子どもは、いつの間にか、親と同じような生き方になってしまうというものです。ですから、あなたの不安もわかりますが、あなたが母親のようになるとは限りません。今後のあなたの生き方で「トンビが鷹を産む」という将来が実現することもあります。そのような人を、私は何人も見てきました。
私的なことで恐縮ですが、何よりも私自身がそうでした。7人兄弟の3番目として生まれ、男4人、女3人の兄弟です。母親を7歳のときに病気で亡くしました。父親は酒に溺れ家庭を顧みず、今でいえば完全なアルコール依存症でした。私たちは、親にネグレクトされ、食べ物もなく、学校にも行けず、やがて養護施設送りとなりました。
兄たちは、私が父親に顔が一番似ているということで、私に対して「おまえが一番アル中になる可能性が強い」とことごとく揶揄されたたものです。言われるたびに「自分は絶対にアル中にはならない」と反骨心を燃やし、深く決意したものです。皮肉なことに、そのように私を見下げていた兄2人が、成人後にアルコール依存症になってしまったのです。
私は、養護施設で偉人の伝記を読み漁り、勉強に努力しました。悲惨な家庭で育ち、家庭の温かさを知らなかった私は、ひそかに「必ず温かな家庭を築いてみせる」と子ども時代に深く決意していました。
紆余曲折し、29歳で中学教師となり、学びに学び、自身を鍛え、一流教師を目指し、善き人達に交わり、努力の結果、それに近づくことができたと思います。
あなたの人生はこれからです。親の影響を受けてきた過去は、夢のようなものです。大事なのは、現在であり、未来です。過去に振り回されるのではなく、今を未来のために生きることです。これからは、自分の足で歩き、自分を作り、未来を切り開いてください。今の決意と目標、そして不断の努力と向上心、善友に交わるという姿勢があれば、あなたの人生は大きく開けるでしょう。
質問
昔から、自分と近しい男性に対して、例えば彼氏となる相手にラインをする際、なかなか返事が返ってこないとしつこく話題を変えたり何だりして送ります。
初めは相手の男性も「可愛いな」レベルで構って下さるのですが、それが段々とエスカレートしていって、相手が一通送ってきてくれるのに対して、私は10通も送ってしまい、しまいには段々と相手のことを傷つけるような言動や、どのくらい私が言ったら相手はどんな反応をするのかという、試し行動をしてしまいます。
そして、それに対してしつこいと怒られたりすること、逆に嬉しく、
わあ、怒ってくれたと謎の安心感に包まれ、もっとその人のことをいい人だと思えるようになっていきます。
けど、心はもちろん虚しくて寂しくて良い気持ちではないです。
でもそういう行動が辞めないとと分かっていても辞められなくてとても困っています。
今まで付き合ってきて、それが嫌で、重くて付き合ってた男性から振られたことがありました。
逆にそのかまってちゃんなところを 受け入れてくれた 男性もいたことがありましたが、何度も傷つけてきてしまいました。
今現在、近しくなっている男性に、昨夜とてもしつこいと叱りのラインをもらい本当にどうにかしないと…と悩んでいるところです。
回答
臨床心理シランの室です。
きつい言い方になるかもしれませんが、未来のあるあなたですから、敢えて感じたこと述べさせてもらいます。
あなたは、対等で信頼しあった人間関係を築くことに困難さを感じていませんか?
愛することや信じることの偏り…愛し下手という問題、むさぼる愛、押し付ける愛、試す愛…愛の歪みやバランスの悪さが自分や相手を安定した幸せから遠ざけているように見えます。
自己愛の問題があるのではないでしょうか…。自己愛とは、自分を大切にする能力であり、生きていく上での最も基本的な能力です。この能力がきちんと育っているから、人は嫌なことがあっても絶望しないで生きていけます。しかし自己愛が育っていないと自分を大事にすることしができません。
ある面のあなたの行動は、子どもっぽく映ります。それは、子ども時代の課題を乗り越えていないからと思われます。成し遂げるべき課題を達成して初めて次の段階に進めるものです。
現実や想像の中で、見捨てられることを避けようとするなりふり構わない努力、不安定で激しい対人関係や自己へのこだわり、衝動性そして慢性的空虚感があるのではないでしょうか…。
ハンディを負いながら生きていくためには、他者の力をかりることが生存戦略のために必要だったと思います。他人に保護や応援を求めることで生きてきたのかもしれません。
過剰な愛情を求める心、寂しさに耐えられない心、なりふりかまわず、それを満たそうと男性に依存しているように見えます。そこにあなたの過去の心のキズやトラウマや愛着の問題や幼少期の母子関係の愛情の問題などがあるような気がします。その解決こそが、今のあなたには必要だと思います。
人と素晴らしい関係を築くことより、じっくり長くつながることを心がけるとよいと思います。
寂しいからといって、すぐに男性で紛らわせることをやめてみましょう。欲求不満があっても、すぐ解消することをやめるとよいと思います。孤独に耐える力が自分を強くします。自分を変えるのは自分しかありません。自分で自分を支えることです。
本当の幸せは、男性が与えてくれるものではなく、自分が築くものだからです。
どうしても自力で問題解決できない時は、専門家の心理カウンセリングを受けるとよいでしょう。
質問
元々兄からの暴力を小さい頃に受けていて別々に暮らすようになりましたが大きくなっても不安定な時期がありました。
波があり最近消えてしまいたいと本当に思うのです。
死にたい訳ではなくて消えたい。
存在がなくなればいいのにと思っています。
死んで家族に迷惑はかけたくないけど生きてるのはしんどい
周りにもこう思っていることなんか言えないし普通でいたいから明るく元気な自分を取り繕うのに必死です
自傷もやめたいけどやめられない血を見ると落ち着くし偽りとはいえ元気な自分に戻っていく気がします。
病院には行くべきなのかな?と思ったりするのですが行ったら今までやってきた事が取り繕えなくなってしまわないかと不安でどうしたらいいかわかりません
自分がしたい事とか楽しかったこともよくわからなくなっています。
迷惑はかけられないからとりあえず働いてなんとなく今生きてます。
ずっとこういう性格で生きてきて仕事も一応出来てはいるし外では普通のはずです
精神的に少し弱いだけで病気だとは思ってないし思いたくないです。
こんな気持ちはどうしたらいいのでしょうか。
文がまとまっていなくて見づらくてすみません。
回答
臨床心理シランの室です
あなたは幼少期の環境や兄の暴力の影響などから、いやおうなしに自己否定感が強くなり、自尊心に傷を負い、自分を卑下し矮小化させるという心を植え付けられたように思います。すべては生き抜くための防衛であり、鎧であったと思われます。
「消えてしまいたい」という自己否定、自己存在の希薄さ、生きている実感の希薄さをリストカットによる血の流れで補い、刹那的にも生きている証を感じようとしている、その空虚さや痛ましいほどの愛情不足感…どう補償すればよいのでしょうか。
あなたは本当に過酷な境遇の中で、生き辛さを感じながらも、今日まで自己防衛に身を固めるようにして必死に生き続けてきたような気がします。他の人より苦しんだ分、同世代の人よりもあなたは忍耐力や優しい心を身につけているはずです。気づいていないかもしれませんが、それはあなたの心の宝になっています。
あなたは、安心し信頼できる人を見つけるとよいでしょう。その人に過去を話し、それが受け入れられるとき、あなたは過去と和解できるようになると思います。
また感謝する心を持てば人生が豊かになります。今生きていることが、どれほど多くの人に支えられているのかに思いをはせる時、感謝の心が湧き、自分も他者の命に貢献しようという心が起きてくるはずです。
今は過去の結果です。とすれば未来は、今生きて、何をしているのかが原因になります。つまり、未来は今をどう生きるか、今この瞬間に、どのような原因をつくるかによって決まります。
多くの人は、日常生活に埋没し、人生を考えたり、自問自答することもないでしょう。そういう意味では、あなたは人間存在という本質に疑問を投げかけ、それを求めている人と言ってよいかもしれません。
人間の一人の命は地球よりも尊いと言われています。脳や人体の精密さ、心の不可思議さ。 脳の構造一つ見ても、大脳皮質には130億個の細胞があり、その細胞一つずつには約1万個のシナプスがあります。脳のそれぞれの細胞間の電圧を利用して神経伝達物質が行き交い、私たちは活動し生きていると言われています。まことに神秘です。
このほか人体の各器官の機能の不可思議さと神秘さと偉大さは、コンピューターでも足元にも及びません。このことだけを取り上げても人間の心身の偉大さや尊厳さは他の生命体に比類のない素晴らしいものです。
あなたは、何があっても最大価値の生命を大事にされ生き続けてください。この辛い日々がいつまでも続くはずはありません。朝の来ない夜はありません。希望をもってください。
あなたは、けっして病気ではありません。過去の深い傷ゆえに、不安定な心になっているだけです。自己否定が強く、自己存在の証が希薄なだけです。これからそれらを修正していけばよいのです。
生きていることの感謝、そして性格の鎧を脱ぎ、繕いを捨て、生地で生きていく。ありのままの自分が、たとえどんなにみじめに感じたとしても(自分が思っているだけで、人はそうは思っていない。自他の認知のずれも修正課題の一つです)、ありのままの自分を晒し、人に尽くしていくという奉仕の心で生きていくとき、きっと生きている実感を得れるようになると思います。
質問
こんばんは。中学一年生女子です。
最近、夏休みに入ってから気分が暗いです。特にいじめられてるとか、そういう訳ではないし、仲のいい友達も数人だけいるし、家族から虐待されているというわけでもないんですが、とにかくつらいです。自分は本当にダメで、朝は起きれないし、夜は夜更かししかしないし、宿題もやらないし、自分よりすごい人に対して、嫉妬はすごくするのに、追いつくための努力はできないし、自信もないし、実力もないくせに、自分より下の人探して安心したり、褒められたがったり、しかもかまってちゃんだし、本当にめんどくさい性格なんです。治したいと思って友達にできるだけメッセージを送って、めんどくさいと思われないようにしようとか、ちゃんと宿題やろうとか、寝ようとか頑張ってるのですが、結局わたしにはだめでした。
最近その事ばかり考えて、ストレスなのかはわからないですが、水泳の補習で学校に行った時に体調が悪くなって、戻してしまい、それから前までは昼だけはすごくテンションが高くて、全然そういうネガティブなことは考えたりしなかったのに、今では友達と話したりして、忘れている時以外、昼でも夜でも最悪な気分で、翌日その体調不良などが原因で、水泳を休んだ時に、親などに「プールが嫌だからって逃げちゃダメだよ」って言われた時に、本当に嫌で、でも親に言い返すと怒られるし、何も言えなくて、もうどっか逃げるか自殺でもしようかと思いました。
別に死にたい訳では無いし、むしろまだ生きようと思ってるし、とりあえず好きな漫画が最終回迎えるまではやめとこうと思ってます。それにやっぱ怖いし、結局死なないと思います。でもたまに通学の時電車が来ると、飛び込んでみるかとか思っちゃって、怖いのでそうなる前に家出でもして、どっか逃げてみようかなと思ったんですけど、勇気が足りませんでした。
ついさっきもクラスの人がやってるLINEのリレーで、周りの席の人を答える欄があったんですけど、私はその人の隣の席で、でもそこの欄だけ「誰だっけ笑笑」って書いてあって、その人は全然いつも仲良くないので、普段なら言われてもあっそって流せたんですが、いちばんそれ言われたらきついような時に、見つけてしまって色々嫌になりました。
どうすればこういう性格を直せるんでしょうか?もうちょっとメンタルが強くてちゃんと努力ができるまともな人になりたいです。
長くてごめんなさい。メンヘラかよとか私の方が辛いしとか思われるの怖くて、友達とか親とかほかの人にいままで言ってこなかったので、半分話聞いてほしかったって言うのもあるし、色々書きすぎました。ごめんなさい。回答くださったらとっても嬉しいです。
回答
臨床心理シランの室です。
あなたは今、思春期という心の激動の時期に入っているようです。
今までは、親の言う通りに生きていれば、別段苦労もすることも、悩むこともなかったと思います。
今のあなたの悩みは、自立した大人になるため通過しなければいけない一つの発達課題のようです。
思春期は人間の内部に大きな変化が起きる時期であり、それは第二次性徴という性の発達によってもたらされると言われています。性の芽生えという生理的な身体の変化とともにもたらされる「第2の誕生」は、新たなエネルギーの流れ出す時期です。あなたが、この衝動の強さに戸惑い、自分がわからなくなったり、不安になったりするのも無理のないことだと思います。
しかし程度の差こそあれ、人間だれしも、この時期を経験し、乗り越えています。あなたのご両親も通った道です。
エリクソンという心理学者は、思春期の発達課題を「自我同一性の確立…自分は自分であるということ」と言っています。思春期は、子どもから大人になる最大の難関であり、今までの発達課題を、今一度点検するときでもあるため、人生の中でも最も問題が起こりやすい時期ともいわれています。
矛盾した二つの感情が入り交じり、少しのことで感情的になったり、不安定になったりします。体は大人と変わらなくなるのですが、心の成長や行動がそれに伴わず、そのアンバランスに自分を見失ったり、コントロールできなくなったりして暴走するのも、この時期の特徴です。口は達者になり、理屈をこねるようになりますが、世の中の現実も知らないし、経験も乏しいために行動は伴わず、自信を失ったりすることもよくあります。
自我の目覚めは、自立を促し、これまで大人によって作られてきた自分を一度こわし、再度自らの手で作ろうとするのもこの時期の特徴です。大人の意識が顔を出すようになると、一個の人格として親や大人を見はじめます。それは親への批判や反抗となって表現されことがよくあります。これは自立を始めた証拠なのです。
自我の目覚めは、必然的に周囲の人への意識を強めます。必要以上に他人を意識するため、自意識過剰におちいったりすることもあり、これまでの自分と違った行動を取ることもあります。自分と他人との比較は、自分への劣等意識となり、その自信のなさを虚勢でカモフラージュしたりすることもあります。
「メンヘラ」などと自分をさげすむ必要はありません。不安定を伴う時期によくあることですから。あなたがこの時期の課題を乗り越えたとき、精神的にも大きく成長をとげるでしょう。同級生の多くも、この困難な時期に遭遇し、大なり小なり悩んでいるのですから…。
今は目標をもって、自分づくりに、心を鍛え、体を鍛え、しっかりいろいろなことを学ぶことです。人生の目的の一つは、学びによって自分を作り、自分の夢を達成させるという自己実現にあると言われているからです。学び続け、努力し続ければ、今の悩みはいつしか解消されていくでしょう。
自分で解決できない時は、相談できる人に話を聞いてもらいましょう。友だち、親、保健室の先生、スクールカウンセラーなど、あなたが話しやすい人に相談するとよいと思います。人に話す…相談することで、気持ちもち軽くなるし、自分が見えてきたり、自分に気付いたり、自分理解が進むこともあるからです。人間一人になると弱くなりますから、決して一人になってはいけません。
質問
子供が2人で結婚18年になります。私が管理してる一部の貯金100万を生活費に切り崩し、月2.3万切り崩し約3年で使ってしまいました。
夫には、家賃、光熱費、保険料、学費を払ってもらっていて、私はパートで、食費、子供衣類、病院、レジャー代、雑費、を支払っています。
旦那は昔暴力を振るう人で何回も話し合い、現在は暴力はなくなりましたが、典型的なモラハラです。女性の影も常にあります。
仕事が忙しく、家にはほとんど帰らない為、家事、育児はほぼ一人でやっています。子供が小さいのと誰にも頼れないので自活出来ないので、もう全てをあきらめて旦那を怒らせないように生活をしています。旦那は自由にお金が使えるので、夫婦でかなりの格差があります。
生活費がもらえないので3年前からパートに出て月に7万の収入があるのですが、足りず、何回か旦那に相談したのですが、相手にされませんでした。本当に困って、私が管理を許されている貯金(病気をした時の私の保険料と子ど手当の一部)120万を使ってしまいました。
このままでは生活が出来ないので旦那に、離婚覚悟で話をしました。
旦那は激怒しています。 きちんと相談しなかった私も悪いのですが、本当に生活が苦しくちゃんと生活できるくらいお金を渡してくれない旦那にも責任があるのではないかと思ってしまいます。
ずっとがまんしていたので、離婚するならしてもいいと思っているのですが、旦那から話し合いをしたいと言われました。とにかく、怒鳴られ罵倒されると思います。
私はとにかく誤った方がいいのでしょうか? それとも、生活費をくれなかった旦那にも責任があると思うと話しをしてもよいのでしょうか?
何をされるかわからないので怖くてどうすればよいのかわかりません。
回答
はじめまして 臨床心理シランの室です。
あなたの質問文を読む限り、夫婦関係は最悪の状態のように見えます。あなたの視点からの質問文ですから、夫の言い分や夫の視点がわかりませんが、質問文から判断する限り、問題は夫婦関係に帰着されるようです。
夫のかつての暴力行為、モラハラ、経済的な配慮のなさ(生活費の不足)など、DVといってよいでしょう。加えて女性の影もちらほらするなど、夫の行為を容認し耐え続ければ、ゆくゆく、あなたは精神不安定になるかもしれません。
あなたは二人の子どもを守らないといけないし、加えて収入の少ないパートです。経済的なことを考えれば「離婚」も考えられず、夫の行為を容認するというのが現状と推測します。きっと夫は家庭外で、自由気ままに生活していると思われます。
貯金を崩して生活しなければいけない状況に追い込んでいるのは夫です。あなたに責任はありません。家庭を守るため、子どもたちを守るためのギリギリの選択であったと思うからです。仮に裁判になったときも、あなたに分があると思います。
ただ、夫に連絡せず、自分で判断したことに関しては、謝罪すべきと思いますが、それ以外は生活費の配慮もない夫の行為に謝罪の必要はないでしょう。
離婚も覚悟というのであれば、一人親家庭で子どもたちを守っていかなければなりません。女性の影があったり、生活費の不足であったりということを考えれば、あなたに同情が集まるでしょう。
夫は当然養育費を払うことになると思います。そのときは、あなたもパートからフルタイム勤務が必要になります。児童扶養手当などを加算すれば、やれなくはないと思います。実際、多くの母子家庭の女性が頑張っている現状があるからです。
生活困窮者自立支援法のもと、各市町村に「生活困窮者自立相談室」が5年前に設置されていますので、そこに電話され、相談されてみてください。
またDV相談をされることをお勧めします。今はDV防止法のもと、各市町村に「配偶者暴力支援センター」が設置されていますので、早急に電話で相談されてみてください。あなたは十分DVに該当していると思われからです。
夫と話し合いを持たれる前に、紹介した前2カ所に電話で相談され、夫との話し合いに応じられると心の余裕もできると思います。きっとあなたの心の支えになることでしょう。
質問
私は18歳の大学生なのですが、今までで一度も彼氏が出来たことがありません。男友達もいないし、小学生のときに男子に虐められ、父親に理不尽に怒鳴られていたりなどという経験があって、男性恐怖症になりました。しかし、心の底から甘えられる、私のことだけみてくれる、一途な優しい彼氏が欲しいと思うようになりました。おしゃれやダイエットをたくさん頑張って、自分磨きを頑張っています。でも好きな人が出来ても相手にしてもらえず、LINEも既読スルーは当たり前。デートなんて誘ってもOKしてもらったことはなく、話すことすら避けられます。好きな人にはいつも嫌われます。でももうそろそろ幸せになりたいんです。愛されたいんです。この先どうしたらいいのか分かりません。毎日一人が寂しくて泣いています。彼氏が欲しいです。愛されたくて仕方ないです。死にたいです。私を助けてください
回答
はじめまして 臨床心理シランの室です。
小学校時代に男子からのいじめに遭い、また父親に理不尽に怒鳴られてきた体験から男性恐怖症になり、男性を避け恐怖してきたとのことですが、大学生になった今、一転して男性に過剰な思いで、接近したいという気持ちが心の中から湧き起こり、寂しさに耐えられなくなっている状態のようですね。
男性を恐怖していた心も過剰に男性に愛情を求める心も同じ所から生じている心の二面のような気がします。
「心の底から甘えられる」「私のことだけを見てくれる」「一途な優しい彼氏がほしい」「そろそろ幸せになりたい」「愛されたい」「毎日一人がさびしくて泣いています」「愛されたくて仕方ない」「死にたいです」
あなたの強烈に愛情を求める心、つまり愛情飢餓のようなものが伝わってきます。
たぶん周囲の男性は、あなたのその愛情を求める強さに一歩引いているのかもしれません。
あなたは、彼氏ができるように自分磨き…ダイエットやおしゃれに頑張ってきたとのこと。あなたのきれいでありたいという若い女性の心理は理解できますし、努力は認められると思います。外見を磨くという努力と成果はあなたの一つのよさになっていると思うからです。
しかし、今のあなたの強烈な求愛行動には危険性が潜んでいます。愛情を求めるあまり、盲目になり、相手が見えなくなるかのおそれがあるあらです。厳しい言い方かもしれませんが…。
外見を磨くことも若い女性なら当然だと思います。それ以上に大事なのは、内面の心を磨くことではないでしょうか。
表面や外面ではなく、本当のあなたのよさがわかる男性がいると思います。またそんな男性ときっと出会えると思います。今は外見より、中身を大事にし、よりいっそう心を磨いていけばいいと思います。その努力の積み重ねが、あなたの心の土台をつくり、あなたに自信をもたらしてくれるでしょう。
どんなに表面的な美しさがあったとしても、笑顔の素晴らしい女性には勝てません。その笑顔も内面の美しさが反映されたものには、どんな美しさも色あせてしまうでしょう。
確かに見た目で人を評価しようとする軽薄さが社会にあります。「太っているのは醜く、痩せているのが美しい」という偏った皮相的な見方に女性がどれほど苦しめられているか…。「見た目、きれい」を求めて無理なダイエットや拒食に苦しんでいる女性の多くはマスコミや社会の軽薄さに扇動されているといってよいでしょう。
恋愛の果てに幸福なゴールとしての結婚だったはずなのに、3組に1組が離婚しているのが現状です。恋愛期間に、本当の相手の良さ、性格のよさ、心根の良さなどがわからなかった結果だといってもよいかもしれません。焦る必要はありません。
心根がよく、かわいらしさ、天真爛漫さ、素直さ、賢さ、素敵な笑顔などの女性の品性を備えた女性には、男性がほってはおかないと思います。そうした一部でも持ち得るように、心こそ磨くべきと思います。磨いた心は一生の宝になるからです。外見は壊れていきますが、磨いた心は風化しないばかりか時とともに輝きを増していくものだからです。
過剰な愛情を求める心、寂しさに耐えられない心、満たされなければ死にたいと思う心、白か黒かの二分化された極端思考など…そこにあなたの過去の心のキズやトラウマや愛着の問題や幼少期の母子関係の愛情の問題などがあるような気がします。その解決こそが、今のあなたには必要だと思います。
相手の男性に頼るのではなく、寂しさや孤独感といった問題…自分で自分の問題を引き受けようとすることが大事です。幸せは、男性が与えてくれるものではなく、自分が築くものだからです。
きつい言い方になったかもしれませんが、未来のあるあなたですから、敢えて感じたこと言わせてもらいました。
大学には相談室があると思います。なければ民間のカウンセリングルームで専門家による心理カウンセリングを受けることをお勧めします。
質問
なんでもっと前向きに生きる人がいないんだろう。この世には解明されてないことがたくさんあるのに、全て分かってるかのような世の中には違和感を覚える。例えば病院がどういうシステムになっていて、どうして薬を処方したのか?分からないのに、なぜ「疑問一つ持たず」従うんだろう。その薬が人体を破壊しない可能性が無いわけじゃないのに。どうしてIT化、工業化や経済発展が人間の幸せに繋がっていると言えるんだろう。自然に囲まれて農作業してる方が人間の幸せだったんじゃないの?なのに、なぜこれ以上自然を破壊してまで要らないものを作り続けるんだろう。石油なんて要らない暮らしに戻った方がいいんじゃないの?車は本当に人間を豊かにしたの?疑問は止むことがないよ。こんなこと聞いてもだれも相手にしないけど、こういうことを考えるのって大事じゃないの?これが私のだれにも言えないもやもやです。
解答がない問いだとは分かってます。でも、どうしてこういうことをだれも考えないのか、わからないし、納得いかない!
回答
シランの室です。
あなたのもやもやした気持ち、よくわかります。私も同じようなことをよく考えるからです。
今日も北部九州では大雨が降り、佐賀県の各地では危険水域に達した河川もあり、いたるところで冠水しています。災害が起きるたびに、私が思うことは、原因は人間が環境破壊をし、生態系を壊しつつあるということです。しかし多くの人は、目の前の被害状況に目を奪われ、行政は応急処置的対策でよしとしています。
根本的問題は、人間の環境破壊にあるにもかかわらず…先進諸国に加え、最近、急速に先進化した中国やインドの巨大な人口の国の車社会化は、地球の二酸化炭素排出を増加させ、あらゆる地球の生態系を破壊しつつあります。南極の氷の氷解、絶滅動植物の増加、砂漠化、日照り、異常気象…。
田畑には、昔にはなかった無数の農薬が散布され、土地を傷めています。森林は建築用で伐採され、代わりに杉(かつての日本で)が植樹され、大雨で土砂災害の原因になっていますし、花粉症を増加させています。花粉症の増加は、道路のアスファルト化や食品の添加物にも原因があると言われています。
先進国の温暖化会議もトランプ大統領のアメリカファーストに見られる、自国利益主義にならうかのように、各国も自国の利益しか考えないのか、悲しいかな、地球民族という視点が置き去りにされているようです。
あなたがいわれるように医療や食べ物の世界は特に利益優先傾向が顕著です。
日本は薬大国で、精神病薬販売は世界でトップです。欧米で危険性があると販売中止になっている薬も日本では未だに売られているそうです。
日本人は薬をありがたがる傾向が強く薬依存になる方が多いようです。もし薬の働きを知れば、服用薬は激減するでしょう。ある高名な医学者は、「3種類以上の薬を出す医者はやぶ」と断言し減薬を訴えています。
食べ物の添加物やジャンクフード、小麦食品が糖尿、脂質異常などに影響しているのと言われています。しかし世の人々は、コマーシャルに踊らされ、見た目や味の良さで消費しています。なぜ、鬱や発達障害、糖尿、難病が増え、がんは二人に一人の時代になったのか…。豊かさと裏腹に、病気が増え、物質的豊かさの陰で、医療費は年々増加しています。これも人間の眼先に走っている愚かさの結果ではないでしょうか。
「すべてわかっているような世の中に違和感を…」とあなたは嘆かれていますが、世の人は、何もわかっていないのか、いや分かろうとしていないのかもしれません。それは日々の生活に埋没しているのか、膨大な情報と豊富な欲望をそそるものに振り回されているから、本質を見ようとせず、日々を送っているのかもしれません。お金があれば、何でも買えます。買えないと思っていた人の心も買われているようで悲しくなります。
私の学生の頃は、世の中の疑問や腐敗、正しい社会の在り方を、夜を徹して語り合う友人がいたものです。かつての学生運動も、そうした世の中を改革しようと立ちあがった純粋な学生たちが中心でした。しかし、あなたが言うように、「今はそんな人は、いるのか?」と思うほど少ないような気がします。
人間は便利さ、快適さにならされ、欲望の噴出に歯止めがかからなくなっています。携帯などの通信機器を例にとると、半世紀前は固定電話も各家庭になかったのに、今は小学生もスマホを持ち歩いています。スマホのない生活が送れないほど、人々はスマホ依存(便利社会の虜)に毒されています。
一度便利さや快適さを味わった人間が、昔に逆戻りする(例えば、車のない社会)ことは無理なことでしょう。高度な科学の進歩や利便性の影…その裏で失われたものも多くあります。
その第一は、人間の心です。物質的な豊かさと反比例するかのように人間は心が貧しくなっていると言われています。経済優先社会のあおりを受け、会社は利潤追求に奔走し、利益のために自己中心的な人間を増加させ、思いやりが不足しがちになり、余裕のない人間が増えています。結果、早期離職や転職、そして引きこもりを増加させ、心の病を増加させているようです
スマホに閉じこもり、生きた現実の人間と交流しない人々、孤立化した人が増えているようです。
この先、社会はどうなっていくのでしょうか…。
ギリシャの哲人、ソクラテスは「無知の知」を説き、当時の青年たちと対話を重ねたと言われています。
人間は本質的なことは何もわかっていないという無知…「人間は、どこから来て、どこに行くのか?死とは?本当の幸福とは?」を問い続け、「汝自身を知れ」と訴えたと言われています。
人間は、愚かではいけないと思います。賢くならなければいけません。そのためは、正しいことをしっかりと学ぶべきです。そして、善友と交わり、善の連帯を広げていくことだと思います。
ガンジーいわく「善いことはカタツムリの速度で進む」と。
質問
30代前半パート、既婚です。ある公共の施設で勤務しています。
40代男性上司に精神的に参ってしまっています。
私の車の写真をネットで探して会社のプリンター使って出して渡してきます。
わざと私と2人だけの空間になるように仕組んで
女性マネキンの胸を撫で「僕どこ触ってんだろね?」と気持ち悪い目で見てきます。
「自家発電」って知ってる?「知りません」「調べなくていいからね。」と
言い残しその場を去り、同じ日にそれを3回繰り返されました。
男性の隠語でした。最後に「○○君はやってるけど僕はやってないよ。」と言いました。
「僕、珍しい車を見つけると人んちの車の前に立ってじーっと見てるんだよ、
不審者だよね?」と言ってきます。
「ちょっとしたアドバイスなんだけど、昨日○○書店に行ってきたんだけど、
階段急だし2Fも踊り場みたいになってるからスカートで行かない方がいいよ!」
「○○君って本当に仕事できないんだわ、辞めてもらいたいよ、潰してやる!」
この上司とどうしても業務上2人になってしまう時間帯が1日に多くて3時間あるのですが
その時だけ、自分がどのくらいの声の大きさで接客しているのか
聞き取れなくなってしまいます。お客さんに聞き返される事が増えてきました。
呼吸も苦しくなります。
以前別の上司に相談し、見廻りなどやってもらっているのですが
見廻りない日や休みの日に限ってまた繰り返されます。
彼が何が何でもしたくない仕事(最後の拭き掃除)を私がやらざるを得ない状況に仕立てます。
ポジション制でこのポジションだったらその時間は掃除をする事になっておりみんなやっています。
私が過敏になりすぎな性格なだけなのでしょうか?
回答
臨床心理シランの室です。
職場で、毎日数時間近く一緒に仕事をする上司からの卑猥な言動を受けると、誰でもあなたのように精神的に参ってしまうでしょう。そんな上司と二人の空間にいなくてはならない…過緊張が声や呼吸にも影響しています。
一日も早い対処が必要です。あなたの精神状態が少しずつ不安定になり、心の傷となっていくおそれがあります。
他のカウンセラーの方が提案されているような対処(記録、録音、労働相談、社内の相談室など)に賛成です。
会社内で、毎日顔を合わせるだけに、今後の職場での生活を考えると対処に苦慮されると思います。ご主人には相談されていますか…。
一番よい方法は、例えば、セクハラ行為に遭遇した時、「やめてください!」「セクハラで訴えます!」と勇気を出して、思い切り叫ぶことです。相手は驚き、あなたには二度とセクハラ行為をしなくなると思います。
他に訴えるより、面と向かって直接的に言い切れば、ほとんど解決します。それで解決できない時は、しかるべきところに訴えればよいでしょう。
その上司も人を見て、態度を変えるような人と思われます。誰にでもセクハラセク行為をしているわけではないと思います。できそうな人、許されそうな人を選んでいると思います。
あなたは、どちらかというと「断ったり」「嫌な事を嫌だと言ったり」することが、苦手な人なのかもしれません。相手を傷つけるのではないか、自分が悪く思われるのではないかなどの思いの強い人なのかもしれません。そこに上司はつけ込んでいるように思えます。
そうだとすれば、あなたの乗り越えるべき課題もありそうです。それはあなたの自己表現の仕方です。
表現力には、
1攻撃的…自分のことだけを考えて他者を踏みにじるやり方。
2非主張的…自分よりも他者を優先し、自分のことを後回しにするやり方。
3アサーティブ…自分のことをまず考えるが、他者をも配慮するやり方。
あなたの上司は、あなたといる時は「攻撃的」表現の人になっているようです。
そのときあなたは、「非主張的」な人になっています。
非主張的な人の特徴…黙る。服従的。依存的。引っ込み思案など…。自分に否定的で、他人に対しては肯定であり、自他の関係のバランスが崩れるという傾向があります。
人間としての人権を守る権利が、誰人にもあります。人権は尊重されなければいけません。あなたは、自分の女性として人権守らなければいけません。人間として当然の権利ですから。相手の横暴に屈服してはいけません。
かつて、アメリカで黒人差別が横行していたとき、バス内でも差別があり、白人が優先的に座る、黒人は立たなければいけないということが公然として行われていました。そんな時、ある黒人の女性が勇気を出して、座席を立つことを強要した白人に対して「ノー!」と叫んだところから、黒人差別撤廃の運動が始まったのです。それは、一女性の勇気ある一言「ノー」という叫びでした。
あなたも勇気を出して、「ノー!」「やめてください!セクハラで訴えます!」と、その場に遭遇した時に上司に叫んでみてください。
緊張関係にある相手に対して「ノーと叫ぶ自分」には勇気が必要です。事前にイメージ練習を何度かするとよいと思います。
あなたの勇気の一言が、あなたを救いますし、上司の誤りをも正すことになるでしょぅ。
質問
悩みや不満が多すぎて 1週間前から 夏休みの終わりに自殺しよう と決心しました。 これまでも試みたことはあるのですがその時は(死にたい) (もうやだ) とか暗い気持ちだったんです。そのせいか戸惑いとかで失敗したのかな?と言った感じでした。 ですが今は なんでしょう。嬉しいというか 楽しみで仕方がない という感じでわくわくが抑えきれないんです笑
何人のも死を見てきましたが決して嬉しいことではないですし むしろ悲しくて泣いたくらいです。
死んでも転生できるとか 生まれ変われるとか **らしいですけど 。 今のボクにはそれが心の支えなんです。
結局何が言いたいかは 自殺するのが楽しみで仕方がないです
回答
はじめまして 臨床心理シランの室です。
「悩みや不満が多すぎて、自殺しようと考えている。支えや根拠は輪廻、転生」
今世(今の生活)がうまくいかないので、来世に期待したい。輪廻転生し、今よりもっと素晴らしい自分に生まれ変わりたいという考えのように思えます。
ゲームであれば、うまくいかなければリセットし、またやり直せばよいでしょう。しかし、現実の生命はゲームと違い、輪廻も転生も不確かです。仮説に過ぎません。
もともと輪廻転生を説いているのは宗教です。なかんずく仏教のカルマの法則、そして永遠の生命という思想が輪廻転生という考え方につながっているようです。一度、真剣に学ばれるとよいと思います。迷信を信じる前に…。
転生や輪廻という教えは、個の生命の連続性が大前提になっています。カルマ、つまり業という考えです。業というのは行為です。今世で行った個人の行為の集積が来世につながるという考えです。
わかり易く言えば、前の日(前世)に苦しんで、1億円の借金をもって眠った(死)とします。眠っている間は借金のことは忘れていますが、眠りから覚めれば(転生・新たな生)、一億円の借金はそのまま残っています。
つまり個人の業は連続しています。リセットはないのです。自分の行為の責任は自分が担う。それが業思想であり、輪廻転生の基本になっています。このことを生命物理学者は生命保存の法則からこの連続性を問いています。
苦しんで死ねば、苦しんだ姿で生まれると言われています。楽しく今世を終えて死ねば、次はまた楽しみの姿で生まれると言うのです。動物的な生き方をすれば、動物に転生するかもしれないのです。怖いことです。これが、輪廻転生の正しい仏教の因果のカルマの教えなのです。
臨死体験1000名の方のデーターを基に死の世界を探究されたアメリカの医学者にキューブラー・ロスという有名な方がいます。名著「死ぬ瞬間」「続死ぬ瞬間」という本を著しています。そこには、人間の死ぬ過程が描かれています。一度読まれるとよいと思います。彼女は、仏教の業思想(カルマの法則)を信じると言われています。業には割引はありません。どこまでも自業自得であり、自分で責任をとるという考えなのです。
仏教の開祖、釈迦(ブッタ)は何不自由のない王子として生まれ育ちましたが、心に煩悶を抱き、人生に悩んでいたと言われています。
人生は生老病死(生きる・老いる・病になる・死ぬ)という四つの苦しみから逃げることはできない。その四苦に代表される人間の苦しみの解決のために、釈迦は出家し求道の旅に出たのでした。
人生の意味を探究し修行を続けた結果、釈迦は生命の真実、宇宙の実相を悟ったと言われています。
釈迦の悟り…生老病死という四苦は無常ですが、その背後に常住不変の生命を悟ったといわれています。それが法華経に説かれ、奈良時代、平安時代に貴族の間に親しまれ、紫式部の「源氏物語」などにも登場しています。
釈迦の生命観…誰人の中にも等しく内在する可能性の生命…創造的で幸福になっていける生命と知恵が具わっている。自らも幸福になるとともに、周囲の人(自然も含めて)も幸福にしていくという共生、連帯の生命観と言われています。いかなる運命や宿命をも転換できる生命の働きをもつという生命観です。
一日の人の命は、宇宙の宝すべてよりも尊いとも説いています。この世界で、人間だけが、自らの可能性を信じて自らを変えていける「聖道正器」の存在とも言われています。確かに動物や植物は、自らを変えることもできず、本能のまま、生態系に従って生きています。
その尊い人間の生命として誕生してくる可能性をガンジス川の無数の砂の一粒という譬えで説いています。つまり人間生命はかけがえのない尊さをもった存在ということです。しかも、どんな境遇、運命も宿命も、自らの生命に具わる可能性を信じていけば、転換できるとも説かれています。
自らに内在する尊極の生命を信じられるかどうか。釈迦は信を強調されたと言われています。簡単に言えば、自分の生命の可能性を信じて行動し生き抜きなさいと教えたのです。
かけがえのない生命です。大事にされてください。一たび人間の生命を失えば、無量の多生の間、人間に生まれることはできないと仏教には説かれているほどですから…。